6冊目の単著紹介
斎藤成也の日本語HPのトップへ
書名:『自然淘汰論から中立進化論へ〜進化学のパラダイム転換〜』
著者:斎藤成也
発行日:科学紀元9年(キリスト教歴2009年)12月28日
出版社:NTT出版
ISBN978-4-7571-6045-3
定価:本体価格2500円+税
NTT出版のウェブによる本書の紹介
本書の構成
- はじめに 新しい世界観のために ..... I - V
- 第1章 歴誌学としての自然科学 ..... 3-16
- 第2章 ラマルク進化論出現にいたるまでの進化思想 ..... 17-34
- 第3章 ダーウィンの進化論研究 ..... 35-60
- 第4章 集団遺伝学理論の確立と進化の新総合説の台頭 ..... 61-82
- 第5章 進化学への分子生物学革命の影響 ..... 83-94
- 第6章 中立進化論を提唱した二論文 ..... 95-119
- 第7章 自然淘汰論から中立進化論へのパラダイム転換 ..... 121-150
- 第8章 二一世紀における中立進化論 ..... 151-173
- 第9章 現代進化学の思想的意義 ..... 175-194
- 付 録 遺伝子進化学の基礎知識 ..... 195-220
- 参考文献 ..... 221-225
- あとがき ..... 226-228
- 索引 ..... i-vi
本書に誤りを見つけられた方は、著者にご連絡いただければ幸いです。
正誤表
本書に関連してあれこれ
=科学紀元10年2月28日 記=
私はこれまで自身の関係した単著5冊のすべてと共著の一部において、すでに亡くなられた方にこれらの本を捧げてきた。今回の第6冊目となる単著は、この慣習を破り、出版当時まだ生存していた父親に捧げた。ところが、本書の刊行日である12月28日の数日後に発熱し、翌10年の1月4日は肺炎で入院、そして1月9日夜に痰が詰まって心停止となり、その後心臓マッサージによって心臓が蘇生したものの、脳に障害が残り、意識がもどらないまま、1月20日に逝去した。年末に帰省した時に、父親に本を渡したが、自身に捧げられたものだと認識してくれたかどうか。
数日前に、日経サイエンスを講読している妹夫婦から、本書の書評が掲載されたと連絡を受けたので、昨日書店で購入して読んでみた。サイエンスライターでもある吉永良正氏が書かれたものであり、ほめていただいて感激した。
本書が以下で紹介されました:
0010年 日経サイエンス 4月号 書評欄 吉永良正
0010年1月?日 日本経済新聞 読書欄
更新日=科学紀元10年2月28日
(c)2010 斎藤成也