研究室について
本研究室では、ゲノムの進化,特にヒトのゲノム進化を、コンピュータ解析とゲノム配列決定の両側面から研究しています。主要な研究テーマ:(1)現代人と古代人のゲノム解析、(2)哺乳類を中心とした多様な生物ゲノムの配列決定とその解析、(3)分子進化研究で有用な系統解析法の開発。現在,斎藤成也特任教授、鈴木留美子特任准教授と2名の研究補助員がいます。
斎藤成也教授は2022年3月末に国立遺伝学研究所を退職しました。4月1日からは、ジェネシスヘルスケア社との共同研究費用を使って、特任教授となりました。鈴木留美子特任准教授もこの共同研究で雇用されています。
斎藤成也教授が2022年3月5日(土)におこなった以下の最終講義(日本語)は、http://sayer.nig.ac.jp/videos/2022-03-05-Saitou-Final-Lecture-in_Japanese/からご覧できます。
タイトル:31年間における遺伝研での研究と教育をふりかえる
斎藤成也教授が2022年2月4日(金)15:30-16:30におこなった以下の最終講義(英語)は、http://sayer.nig.ac.jp/videos/2022-02-04-Saitou-Final-Lecture-at-NIG/からご覧できます。
タイトル:Phylogeny, human evolution, and CNSs: three main areas I studied for almost 45 years of my research
日本進化学会大会第24回沼津大会(2022年)のホームページ
参考書籍:
Saitou Naruya (2018) Introduction to Evolutionary Genomics Second Edition. Springer.
斎藤成也 (2023) ゲノム進化学. 共立出版
斎藤成也の著作
新学術領域研究ヤポネシア人の総合的研究のホームページ
第72回日本人類学会大会(2018年)のホームページ
ゲノム概念誕生百周年記念シンポジウム(2021年)のホームページ
尾本惠市 (2023)『蝶と人と 美しかったアフガニスタン』朝日選書の書評
斎藤成也の予定講演リスト
斎藤成也のVOICE CUE[ボイス・キュー]エフエムみしま・かんなみの You tube リスト
2023年、2022年、2021年、2020年、2019年、2018年、2017年、2016年
What's new
- 2024年3月31日
斎藤成也研究室は、ジェネシスヘルスケア社との共同研究が今年度で終了するため、閉鎖されます。
- 2023年11月29日
尾本惠市先生が朝日選書から刊行された『蝶と人と 美しかったアフガニスタン』の書評を本研究室のHPに掲載しました。
- 2023年10月26日
フィリピンのミンダナオ島スリガオ市にあるSt. Paul Universityで開催されたSecond International Mamanwa Dialogue Symposiumにおいて、斎藤成也特任教授が"Genome-wide SNP data revealed introgression from Denisova to Mamanwa"と題した講演をおこないました。
- 2023年10月14日
静岡県の韮山時代劇場で開催された「東アジア文化都市2023静岡県」というシンポジウムにおいて、斎藤成也特任教授が「遺伝子解析からみた東アジアの民族関係」と題した講演をおこないました。
- 2023年10月10日
斎藤成也特任教授が、1987年に故根井正利教授と刊行した近隣結合法を提唱した論文の引用件数が、Google Scholarによれば、7万回を越えました。
日本語による発表物
- 2023年10月12日
斎藤成也特任教授が監修した『ゲノムでたどる古代の日本列島』が東京書籍から刊行されました。
- 2023年6月15日
斎藤成也特任教授の単著『ゲノム進化学』が共立出版から刊行されました。
- 2022年2月2日
岩波書店から刊行されている雑誌「科学」2月号」の特集「縄文遺伝子×考古学:新たな展開と謎」の150-153頁に、斎藤成也教授が「埴原和郎の二重構造モデル論文発表から30年」と題した原稿を発表しました。
雑誌ウェブサイト:https://www.iwanami.co.jp/kagaku/