Kimura Motoo Award 授賞式・講演会
公益信託進化学振興木村資生基金 設立10周年記念事業
Kimura Motoo Award 授賞式・講演会
日程: 2016年6月1日(水)午後1時〜午後4時半
場所:新宿ワシントンホテル 新館 (東京都新宿区西新宿3-2-9)3階「菊」
主催:Kimura Motoo Award記念シンポジウム実行委員会
参加費:無料
使用言語:原則として英語
本シンポジウムは、公益信託進化学振興木村資生基金から助成をうけて開催するものです。
木村資生(きむら もとお)博士は、1924年11月13日に誕生され、1994年の同
日、70歳になられた日に逝去されました。木村博士の高い学術的業績を記念して、公
益信託進化学振興木村資生基金が設立されました。設立から10周年が経過したこと
を記念して、このほどKimura Motoo Awardを4名の進化生物学者に授与することに
なりました。これら4名の方に、授賞式にさきだち、講演をしていただきます。
プログラム
13:00〜13:10 公益信託進化学振興木村資生基金とKimura Motoo Awardの紹介
13:10〜13:40 講演1: Isochores, chromatin architecture and genome evolution
講演者
Dr. Giorgio Bernardi
Visiting Professor, Roma Tre University, Italy
司会:五條堀孝
13:40〜14:10 講演2: Population genetics of the Neanderthal genome project
Dr. Montgomery Slatkin
Professor, Department of Integrative Biology, University of California, USA
司会:高畑尚之
14:10〜14:30 休憩
14:30〜15:00 講演3: Genes and Phonemes out of Africa
Dr. Marcus Feldman
Burnet C. and Mildred Finley Wohlford Professor of Biology
Department of Biology, Stanford University, USA
司会:青木健一
15:00〜15:30 講演4: 40 years of automated multiple sequence alignment
Dr. Desmond Higgins
Professor of Bioinformatics, School of Medicine & Medical Science,
UCD Conway Institute of Biomolecular and Biomedical Research, Ireland
司会:斎藤成也
15:30〜16:00 休憩
16:00〜16:30 授賞式
17:00〜19:00 懇親会(招待者のみ)
場所:新宿ワシントンホテル 新館 3階 高尾2
<公益信託進化学振興木村資生基金(略称「木村基金」)の目的>
進化学分野において優れた業績を上げた者に対して顕彰金を支給すること、および、
国内で開催される進化学分野に関する講演会等の開催のための費用を援助すること。
<木村基金 設立趣意書>
1924年11月13日岡崎市に生まれ、植物が大好きだった少年時代を過ごした故木村
資生博士は、数学を使った遺伝学の理論に興味を持ち、1949年国立遺伝学研究所に着
任したのち集団遺伝学の研究に没頭しました。
その後、遺伝子レベルの進化はダーウィン流の自然淘汰ではなく、偶然の変異の蓄
積による“運の良いものが生き残る”という「分子進化の中立説」を提唱し、その学説
は二十世紀から二十一世紀へと巨大な変化を遂げつつある現代の世界史的なパラダイ
ム転換の一翼を担っています。
このダーウィン以来最大とされる故木村資生博士の業績を記念し、また進化学や関
連する分野の進歩を促進し、研究上の業績や教育上の貢献を広く一般に広めることを
目的とした公益信託の設定を企画いたしました。
国際生物学賞(昭和天皇のご在位六十年にわたる生物学のご研究を記念し、世界の
生物学の発展に寄与すべく設立された国際賞)など、数多くの栄誉ある賞を受賞され
た故木村資生博士の名のもとに、この公益信託の設定により少しでも日本の科学の発
展に貢献することができますれば、私どもの望外の喜びとするところであります。
平成16年(2004年)9月24日
公益信託進化学振興木村資生基金
委託者 スズキ株式会社
代表取締役会長 鈴木 修
Kimura Motoo Award
In commemoration of the 10th anniversary of the Kimura Motoo Foundation,
we have created the Kimura Motoo Award. The executive committee has
selected the most outstanding scientist, as a recipient, from each of four
research fields of evolutionary biology; population genetics, molecular
phylogeny, molecular evolution and evolutionary genomics, and human
evolution. After careful screening and intense discussion, the committee
finally has chosen the following four recipients.
-Molecular Evolution and Evolutionary Genomics-
Dr. Giorgio Bernardi
Visiting Professor, Roma Tre University, Italy
- Population Genetics-
Dr. Montgomery Slatkin
Professor, Department of Integrative Biology, University of California, USA
-Human Evolution-
Dr. Marcus W. Feldman
Burnet C. and Mildred Finley Wohlford Professor of Biology
Department of Biology, Stanford University, USA
-Molecular Phylogeny-
Dr. Desmond Higgins
Professor of Bioinformatics, School of Medicine & Medical Science,
UCD Conway Institute of Biomolecular and Biomedical Research, Ireland
Kimura Motoo Award記念シンポジウム実行委員会
木村克美(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 委員長)
高畑尚之(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 委員)
舘野義男(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 監事)
青木健一(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 委員)
五條堀孝(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 委員)
斎藤成也(公益信託進化学振興木村資生基金 運営委員会 委員)
本シンポジウムに関する連絡先:
国立遺伝学研究所 集団遺伝研究部門 斎藤研究室
電話:055−981−6790
FAX:055−981−6789
Email: saitounr@nig.ac.jp